ウォーターサーバーは、健康や環境への配慮から多くの家庭やオフィスで利用されています。しかし、適切な場所に設置しないとその機能や利便性を最大限に引き出せないこともあります。
ここでは、ウォーターサーバーの置き場所について確認しておきたいポイント、置き場所の候補やそれぞれの置き場所での床置き・卓上タイプの選定についてご説明します。
ウォーターサーバーの置き場所を考えるときのポイント
ウォーターサーバーの置き場所を考える際のポイントは以下の6つです。
1. 床が水平であるか
床の傾いている場所に設置すると、サーバー本体が転倒してしまう恐れがあり、大変危険です。安全性を確保できる場所を選びましょう。また、水の重さや使用時の振動を考慮して、安定した位置に設置することが大切です。
2. 直射日光が当たらないか
直射日光のあたるところに設置するのは避けましょう。日光がウォーターサーバーにあたると、本体機能や水の品質に悪影響を及ぼすことがあります。また、屋外での使用は故障の原因となりますので、雪や雨のあたらない室内に設置しましょう。
3. 熱源が近くにないか
冷暖房器具などの熱源の近くは直射日光と同じく、本体機能や水の品質に悪影響を及ぼすことがあります。熱によりウォーターサーバー本体が変色・変形してしまう恐れもあります。
4. コンセントが近くにあるか
ウォーターサーバーは電源に接続する必要があります。設置場所は電源コンセントへのアクセスが容易な場所を選びましょう。電源の供給が難しい場合は、延長コードを使用することも考えられますが、適切な使用方法を守ることが重要です。
5. 風通しがよく、衛生的であるか
ウォーターサーバーのお水は、口にするものなので、衛生的な場所で保管・使用することが大切です。風通しが悪く多湿な所や、汚れやすい所は置き場所として適切ではありません。油跳ねがひどいコンロ周りやカビ・雑菌が繁殖しそうな場所は水が傷んでしまう可能性もあり危険です。円滑な換気のため壁からは10㎝以上離し、衛生的な場所を選んで設置しましょう。
6. 使い勝手がよいか
ウォーターサーバーは日常的に利用するものなので、設置場所の使い勝手も考慮しましょう。家庭の場合、キッチンやダイニングスペースの近くが便利です。オフィスでは、従業員がアクセスしやすい場所を選びましょう。
ご家庭におけるウォーターサーバーの最適な置き場所とタイプ
ご家庭における設置場所の候補と、床置き・卓上タイプの選定についてご説明します。
キッチンへの設置
キッチンにウォーターサーバーを設置すると、料理中や食事の際に手軽に利用できます。水を使う機会が多いキッチンでの設置は、効率的で便利です。キッチンのテーブル上にスペースがある場合は卓上タイプを、スペースがない場合は床置きタイプを検討しましょう。
ダイニングへの設置
家族や友人との食事の場であるダイニングエリアにウォーターサーバーを配置することで、食事中の水分補給がスムーズになります。ダイニングテーブル上への卓上タイプの設置か、ダイニングスペースの一角への床置きタイプの設置が適しています。
リビングへの設置
家族がくつろぐリビングルームにウォーターサーバーを置くことで、リラックスした時間にも快適に水分補給が可能です。大きなリビングスペースには床置きが適していて、小さなリビングスペースやソファ周りには卓上タイプが適しています。
寝室への設置
寝室にウォーターサーバーを置くことで、夜間や朝起きたときに手軽に水分補給ができます。ベッドサイドテーブルに卓上タイプを設置することで、寝室での水分補給が手軽になりますが、作動音が気になる可能性もあります。その場合は、枕元から離れた一角への床置きタイプの設置が望ましいです。
オフィスにおけるウォーターサーバーの最適な置き場所とタイプ
オフィスにおける設置場所の候補と、床置き・卓上タイプの選定についてご説明します。
業務エリア
オフィスの業務エリアにウォーターサーバーを設置することで、従業員は仕事中に手軽に水分補給ができます。業務エリアにおいては、床置きタイプが大勢の従業員の利用に適しています。
ミーティングルーム
ミーティングルームにウォーターサーバーを設置することで、会議中でも参加者がリフレッシュできます。卓上タイプはコンパクトで、ミーティングテーブル上に効果的に設置できます。
休憩スペース
休憩スペースにウォーターサーバーを配置することで、従業員はリラックスしながら水分補給ができます。休憩スペースが広い場合は床置きタイプ、狭い場合は卓上タイプが適しています。
ロビー・通路
オフィスのロビーや通路にウォーターサーバーを設置することで、従業員や来客は出入りする際に手軽に利用できます。床置きタイプがおすすめです。
まとめ
ウォーターサーバーを適切な場所に設置することで、その機能や利便性を最大限に活用することができます。健康や環境に配慮しながら、使い勝手も考慮した上で置き場所を選び、快適な生活をサポートする一助として活用しましょう。